皆様、いつもenrioのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。 前回の「tradition(伝統)シリーズ」に続き、本日はenrioのもう一つの柱である「Flying Pig(フライング・ピッグ)」シリーズについてお話しします。
1. なぜ「空飛ぶ豚」なのか?
このシリーズには、私たちが最も大切にしている「循環(サーキュラーエコノミー)」の想いが込められています。
埼玉県が誇るブランド豚「彩の国黒豚」。その食肉加工の過程で生まれる「皮」は、これまでそのポテンシャルを十分に活かしきれない側面がありました。 「丹精込めて育てられた命を、最後まで大切に使い切りたい」。 私たちはそんな想いから、職人の技術という「翼」を授け、本来の価値を超えてより美しいものへと生まれ変わらせる「アップサイクル」に取り組んでいます。それが「Flying Pig(空飛ぶ豚)」という名の由来です。
2. 「あり得ない」を可能にする挑戦
実は英語には "When pigs fly"(豚が空を飛ぶとき) というユニークな言い回しがあります。 これは「そんなこと起こりっこない」「あり得ない」という意味で使われる言葉です。
価値が十分に認められていなかった素材を、誰もが手にしたくなるような美しい革製品へと昇華させること。 それは、これまでの常識からすれば、まさに「あり得ないこと(Flying Pig)」だったのかもしれません。私たちはあえてその名を掲げることで、「常識を軽やかに飛び越えていく」という決意を込めています。
3. 豚革のイメージを覆す、驚きの「軽さ」と「柔らかさ」
一般的に、豚革は牛革の陰に隠れがちですが、実は非常に優れた素材です。
-
通気性の良さ: 独特の三つ揃いの毛穴があり、蒸れにくいのが特徴です。
-
驚きの軽さ: 手に取った瞬間、その軽さに驚かれるはずです。
-
強さと柔らかさ: 摩擦に強く、使い込むほどに手にしっとりと馴染みます。
enrioでは、このピッグスキンを独自の工程で仕上げることで、これまでの豚革のイメージを覆す、上質で高級感のある質感を実現しました。

4. 「川口i-mono」が認めた、地元の手仕事
このシリーズは、私たちの拠点である川口市の優れた製品として**「川口i-mono(いいもの)」**ブランドにも認定されています。地元の資源を、地元の職人が、世界に通用するクオリティへ。

5. 最後に
製品を手にした時、ふと「この革はどこから来たのか」を思い出していただけたら嬉しいです。 それは、命を無駄にしないという選択であり、未来へ続く新しいものづくりの形でもあります。
「あり得ない」を形にした、軽やかな「Flying Pig」。 ぜひ、その手触りを確かめてみてください。
flying pig


