【日本の真実】「日本製」のアパレルは、わずか1.1%という現実。その先にある、enrioの挑戦。

【日本の真実】「日本製」のアパレルは、わずか1.1%という現実。その先にある、enrioの挑戦。

【家業のハナシ】「なんで川口なの?」100年前の浅草橋から始まった、うちの会社のリアルな歴史。 Reading 【日本の真実】「日本製」のアパレルは、わずか1.1%という現実。その先にある、enrioの挑戦。 1 minute

みなさんは、いま日本で流通している洋服のうち、「日本製(国内縫製)」のものがどれくらいあるかご存知ですか? 実は、わずか「1.1%」しかありません。 しかも、これは海外から輸入した糸や生地を、日本で縫っただけのものも含めての数字です。もし「日本の原材料を使い、日本の糸で織り、日本で縫った服」となれば、おそらく0.01%にも満たない、天文学的な数字になります。 世の中の「Made in Japan」のほとんどは、原材料まで遡ると海外に依存しているのが、いまの日本のものづくりのリアルです。

【enrioの立ち位置:私たちは、その0.01%側のものづくりをしている】

 私たちenrioが作っているピッグスキンのアイテムは、どうでしょうか。 主原料である豚の原皮は「埼玉産(彩の国黒豚など)」。それを国内で鞣(なめ)し、私たちの「埼玉・川口の工房」で職人が一つひとつ製作しています。もちろん、一部の金具や生地に海外製のものはありますが、製品の命である主原料は完全に「埼玉原産・埼玉製作」です。 他の業界を見渡しても、ここまで純粋なドメスティック(国内循環)なものづくりは、いまや「食品」くらいしか思い浮かびません。工芸品や製造業の分野では、ほぼ絶滅しかけている構造です。

【なぜ、完全国産なのに「低価格」で届けられるのか?】

通常、原材料から100%国内にこだわったアパレルを作ろうとすると、プレミアムなストーリーが乗りすぎて、数万円〜数十万円の「超高級品」になってしまいます。 でも、enrioの製品は、誰もが日常でガシガシ使える「手の届く価格」です。なぜそれが可能なのか。理由は2つあります。

  1. 命の副産物(アップサイクル)だから 私たちが使う革は、お肉をいただく過程で必ず生まれる副産物です。そのままでは廃棄されてしまうかもしれない「命のバトン」を受け取っているため、原材料の段階で無駄なコストがかかっていません。

  2. 産地と工房がダイレクトにつながっているから 埼玉の農場、職人のネットワーク、そして私たちの工房。中間業者を一切挟まずにダイレクトに形にしているから、余計なマージンが乗りません。

【結び:私たちが届けたい「真の日本製」】

名前だけの日本製ではなく、地域のつながりと、命の循環から生まれる「真の日本製」。 それを高級な美術品にするのではなく、みなさんの毎日に寄り添う日常着(日常着のような革製品)として届けること。それがenrioのプライドであり、私たちがこの街で製品を作り続ける理由です。