皆さん、はじめまして!革製品ブランド「enrio(エンリオ)」です。
記念すべき最初のブログでは、私たちenrioについて少しお話させてください。
実はenrioは、昭和2年創業の有限会社河内という会社から生まれたブランドなんです。約100年もの間、革製品OEMメーカーとして、本当に様々なブランドの製品を手掛けてきました。
多種多様なブランドの製品づくりに携わり、そのすべてを国内で一貫して生産してきた私たち。その中で培ってきた確かな経験と、熟練の職人による技術力こそが、私たちの誇りです。
enrio、はじまりの物語
「動物のいのちを尊重し、無駄を残さず活かす。」 「伝統を継ぐ職人技術を活かす。」 「素材そのものの魅力を最大限に活かす。」
この3つのコンセプトこそが、enrioが生まれた原動力です。そして、私がブランドを通して実現したいと強く願うこと、それは「いのちを紡ぐこと」なんです。
1. いただいた「いのち」を、大切に活かす
私たちは、日々の生活の中で本当に多くの動物たちのいのちをいただいています。それは、食料だけでなく、衣類や薬、化粧品など、人間の生活のあらゆる面で欠かせないことです。革製品もまた、食肉用として命を終えた動物たちの皮を、無駄にすることなく活用してつくられています。食肉文化が続く限り、この恵みを大切に使い続けていくことこそ、私たちの使命だと考えています。
2. 受け継がれる「職人の技」を、未来へ繋ぐ
近年、日本の職人は年々減少の一途を辿っています。革製品をつくる技術も例外ではなく、安価な海外生産へのシフトや、職人の賃金問題などが原因で、その灯は消えかけています。私たちは、先人たちが築き上げてきた日本の技術を後世にしっかりと残していくために、日本国内での生産にこだわり続けます。そして、革製品をつくる職人の雇用を守ることも、私たちの重要な使命だと考えています。
3. 日本の「革」が持つ、知られざる魅力
日本の革は、世界的に見ても非常に優秀です。特に豚革は、名だたる海外ブランドがこぞって使用するほど、その品質の高さは折り紙付き。しっかりとした質感と、きめ細やかな美しい肌目が大きな魅力です。しかし、この素晴らしい日本の革は、国内ではほとんど消費されず、その多くが海外へ輸出されてしまっているのが現状です。こんなにも魅力的な革が身近にあるのに、その魅力を十分に伝えられていない。そんな現状を変えることも、私たちの使命だと感じています。
「動物」「職人」「素材」。それぞれの「いのち」に感謝し、その価値を最大限に活かすこと。それが、私たちenrioの目指すものづくりです。
次回のブログでは、enrioの各シリーズに焦点を当て、その背景にある想いやこだわりを 詳しくお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!